🚗💡職人技 vs 最新テクノロジー!自動車塗装の「手作業調色」と「最新調色機」を徹底比較🔥

こんにちは。

今回は自動車塗装における調色(色合わせ)に関しての事をまとめてみました。

まずは、調色作業とはこんな感じです。

この画像の2つの色は、同じ原色を混ぜていて配合が違うだけです。それだけでもこんなに色が変わってきます。この様に原色の色を調整して対象物の色と見比べて少しずつ合わせていく作業が調色作業です。

正直、私自身はこの調色作業(色合わせ作業)に関して技術の進歩があっても昔ながらのこの技術が続くだろうと思っておりましたが、数年前から多くの所で採用されている自動調色機なるものがっ!

塗膜の表面を専用のカメラでピピッと撮影してパソコンに取り込むと色の配合データが出てくるというもの!

メーカーによって多少の違いはあるものの、基本的なのは同じみたいです。

既存のデータのある色から配合データを出してくれるというもの。さらにはそのデータをクラウド上に保存や情報収集して同じメーカーであればデータを共有して精度を上げていっているだとか…(汗)そして、更にカメラで読み取り比較すると色違いを指摘してくれ、足らない原色を何グラム混ぜればよいか教えてくれます。殆どの場合その工程を2~3回程度繰り返せば、ほぼ同じ色に近づくというもの!

そんな中、手作業と最新機器との違いをまとめてみましたが、最後にはエアブラシでの色の出し方であればどうするのかを解説していと思いますので、最後まで読んでいただきたいと思います。

自動車の鈑金塗装において、色合わせは仕上がりを左右する超重要工程。昔ながらの 「職人の手作業による調色」 と、近年進化を遂げた 「最新の自動調色機」 では、どちらが優れているのか?それぞれの特徴を比較しながら解説します!


1️⃣ 手作業による調色とは?

👨‍🎨 熟練の職人が経験と勘で色を作り上げる技術 です。メーカー指定の配合データを元に、微調整を繰り返しながら理想の色に近づけます。

メリット

  • 細かな色のニュアンスに対応(光の当たり方や経年変化を考慮)
  • 特注カラーやカスタムペイントが可能
  • 少量生産でもコストを抑えられる

デメリット

  • 職人の経験と技術が必要(熟練者でないと色ブレが発生しやすい)
  • 時間がかかる(試し塗りと調整の繰り返しが必須)
  • 人によって仕上がりに差が出る

2️⃣ 最新の自動調色機とは?

🤖 デジタルデータを元に自動で塗料を配合し、限りなく精度の高い色を再現するシステム です。近年は AIを活用した調色機 も登場し、さらに進化を遂げています。

メリット

  • 色の再現性が高く、誤差が少ない
  • 調色の時間を大幅に短縮(効率UP🔥)
  • 誰でも扱いやすい(経験の浅い技術者でも高精度の調色が可能)

デメリット

  • 導入コストが高い(高性能なほど価格も上昇)
  • 微妙な色味の調整には職人の目が必要
  • データにない特殊なカラーには対応が難しい

3️⃣ 手作業 vs 最新調色機【どっちがいい?】

比較項目 手作業調色 最新調色機
色の精度 職人の技術次第 高精度で安定
作業時間 長い(調整が必要) 短い(自動調色)
コスト 低コスト(導入費なし) 高コスト(機器導入が必要)
特注カラー 自由度が高い データにない色は難しい
扱いやすさ 経験が必要 誰でも簡単

👉 特注カラーや細かなニュアンスを求めるなら「手作業」!
👉 効率と安定した仕上がりを求めるなら「最新調色機」!


4️⃣ まとめ 🚗💨

職人技が活きる 手作業調色 と、効率的な 最新調色機。どちらにもメリット・デメリットがあるため、 仕上がりの精度、作業時間、コストなどを考慮して使い分けるのがベスト!

ただ調色作業は時間がかかる上に場合によっては、合わせにくいものもあります。またバイクなどは配合データが無いので、そういったものに関しては最新機器があると便利なのは確か!また技術が進むにつれて精度も急速に上がると思いますしね(汗)

これからは、間違いなく調色技術はこの最新機器に移行していきますね!

 

5️⃣エアブラシで絵を描くのに最新機器は使えるのか?

とは言うもののエアブラシで絵を描くさいは、今のところこの最新機器は向いてなさそうですね。個人的な意見ですが、エアブラシで絵を描くさいは色を重ねてその色味を出している場合もありますし、その色合いを出すのに1つ1つ配合データをなんて言ってられません。パッと見たときに、この色はコレとコレとアレの原色を混ぜれば…とある程度の色の種類と特性を理解しないと難しいと思います。そこにボカシた色合いをイメージしたり、発色を考えて塗り重ねてみたりするイメージなどができると色を作りやすいと思います。

おそらくアンミカさんの「白って200色あんねん」とはこういうところから来てるのでしょうね(笑)

 

いや~なんだか今回は専門的な難しい解説ブログになってしまいましたが、AIの登場と共に技術の発展もすごいものがありますね!自動車塗装の調色(色合わせ)作業にもテクノロジーが!最新技術も大事ですが、今までの手作業の技術も両方がうまく重なって行けると良いですね!

では!

 

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