教えて!【エアブラシってどんな物?】シリーズ7

最近は、梅雨の季節のせいで雨続きですね~(T_T)

暑いとたまには雨でもと思いますが、雨続きだとこんな季節早く過ぎてくれないかと思いますね。

なんとも人間の勝手ですね!自然には逆らえません(^_^;)

って事で、塗料に関してです。

 

今回は、教えて!【エアブラシってどんな物?】シリーズ7です。

 

エアブラシで使用する塗料ってどんなものがあるの?

エアブラシで使用する塗料は、特別に専用塗料があると言う訳でなく模型から美容、食品など様々な用途で使われている為、すべての種類を説明するには時間がかかりますので、ここではいくつかの種類の塗料に絞って解説したいと思います。

 

まず大まかには、5種類くらいあります。

  1. 水性塗料

  2. エナメル塗料

  3. アクリル塗料

  4. ラッカー塗料

  5. ウレタン塗料

 

紹介したものが全てではありませんが、エアブラシで使用する塗料は作品の質や仕上がりに大きな影響を与える重要な要素です。以下にエアブラシで使用される主な塗料について説明します。

  1. 水性塗料: ウォーターベースの塗料は、水を主成分としているため、水で薄めて使用します。これらの塗料は一般的に環境に優しく、揮発性有機化合物(VOC)の発生が少ないため、臭いや健康への影響が軽減されます。また、水で簡単に洗い流すことができ、乾燥時間も比較的短いです。ウォーターベースの塗料は、初心者にとっても取り扱いやすい選択肢です。
  2. エナメル塗料: エナメル塗料は、油性の塗料であり、溶剤で薄めます。これらの塗料は耐久性が高く、光沢や深みのある仕上がりを実現できます。ただし、揮発性の溶剤を使用するため、換気や安全対策が必要です。また、乾燥時間が比較的長いため、作業時間やレイヤーの塗布に注意が必要です。エナメル塗料は、より高度なテクニックを追求する上級者向けの選択肢です。
  3. アクリル塗料: アクリル塗料は、水を主成分としているウォーターベースの塗料であり、エナメル塗料とウォーターベースの塗料の特徴を併せ持っています。水で薄められるため、クリーニングや薄め具合の調整が容易です。また、乾燥時間が短く、さまざまな表現が可能です。アクリル塗料は、初心者から上級者まで幅広いレベルのアーティストに適しています。
  4. ラッカー塗料: ラッカー塗料は、有機溶剤で薄める塗料です。これらの塗料は高い光沢と耐久性を持ち、滑らかな仕上がりが得られます。しかし、揮発性有機化合物(VOC)を含んでおり、換気や安全対策が必要です。
  5. ウレタン塗料:エナメル塗料に近い塗料で、こちらも専用シンナーで薄めて使います。エナメル同様に耐久性が高く、主に自動車塗装で使用されています。こちらもエナメル塗料と同様に換気や安全対策が必要となりますので、ある程度の使用環境を整える必要があります。

 

ここからは、もう少し詳しく掘り下げながら、主に絵を描くことに使用する自分的見解と使用感などを解説していきたいと思います。

1.水性塗料

水性塗料は、ウォーターベースと言っていますが、完全な水で薄めるという訳ではなく専用のシンナーみたいなのがあります。また、洗浄する際も専用クリーナーを使います。使用した感じでいうと乾きが遅いので扱いに注意が必要です。絵を描くのには少し難しい感じがします。ただ、蛍光塗料などの相性が良く、発色がきれいで色のりも良いので、自分はTシャツなどに描くときに使用することが多いです。嫌な匂いと言うほどではありませんが、独特な匂いがしますね。

2.エナメル塗料

エナメル塗料は塗料自体に艶がありますので、クリアーコートなどをしないで塗りっぱなしのときなどに使用すると良いと思いますが、こちらも乾燥に時間がかかりますので注意が必要です。また塗料自体の粘度が高い感じがしますので、専用シンナーで希釈して使用しても塗料が重たい感じがします。エアブラシには、あまり向かない塗料かもしれません。用途として自分はピンストライプなどの作業のときに使用することが多いです。なかなかの匂いがしますので、換気は必要です。

3.アクリル塗料

アクリル塗料は、一般的には一番馴染みのある塗料ではないでしょうか。自分自身は、エアブラシで使用することは殆どありません。画材にあるキャンバスなどに描くには相性が良いかもしれませんね。それに匂いも気になることもないので環境を整えるのが難しい方などは、この塗料で練習するのも良いかもしれません。

4.ラッカー塗料

ラッカー塗料は、ホームセンターなどで販売されている缶スプレーなどのほとんどは、このラッカー系の塗料だと思います。溶剤系の塗料の中ではコスパに優れていてホームセンターなどでも手軽に購入できますし乾燥も早く扱いやすい反面、乾燥が早いが為にエアブラシではノズルの詰まりの原因にもなります。また匂いも強めなので、換気や環境は整えないといけません。

5.ウレタン塗料

ウレタン塗料は前途でも述べたように、主に自動車塗装で使われています。耐久性にも優れていますし、種類も豊富です。塗装方法も様々なものがあり用途によって色んな種類のものを使い分けることができます。自分は、主にこの塗料を使用することが多いです。デメリットは、他の溶剤系塗料と同様に使用環境を整えることと、換気は必要です。他の溶剤系の中でも匂いは強い方です。

 

こんな感じで、自分の使用感を踏まえてまとめてみました。

どの塗料にも言えることですが、特に溶剤系の塗料は専用のシンナー、専用の洗浄溶剤などを使わないと塗料にトラブルが起きることが多いです。またトップコートに他の塗料やクリヤー塗装などをする場合も、その塗料専用のものを使用しないとチヂレなどの塗装トラブルが起こります。

なので、使用の際は環境や使用用途などに注意しましょう!

せっかく描いた絵が台無しになってしまいますからね(^_^;)

 

それでは次回は、どんなネタにしましょうかね?(笑)

 

 

マンツーマンのエアブラシ教室なんかも定期的に出来たらいいなと考えております。

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