それでは今回もこの人気シリーズ
教えて!【エアブラシってどんな物?】シリーズ9
です!
今回は、色味調整について解説していきたいと思います。
塗料を混ぜて作る色味調整、調色、配合ってどんな物?
まずは、エアブラシに使う際の塗料の色味調整方法を以下にまとめてみます。
- パレットの使用: まず、塗料を混ぜるためのパレットを用意します。パレット上に、調整したい色の塗料を適量取ります。
- 基準色の追加: 基準となる色をパレットに追加します。これは、元の塗料に対して調整を行うための基準となる色です。例えば、明るさや濃さを調整したい場合は、明るい色や濃い色を選びます。
- 調整色の追加: 基準色と調整したい色を混ぜ合わせます。基準色に少量ずつ調整したい色を加え、パレット上でよく混ぜ合わせます。塗料が均一に混ざり、目的の色に近づくまで繰り返し調整します。
- 試し塗り: 調整した色を試し塗りして、結果を確認します。もし目的の色味に達していない場合は、必要に応じてさらに色を追加・調整します。
- メモを取る: 成功した調整結果や使用した色の割合をメモに残しておくと、後の作業や再現性に役立ちます。
注意点:
- 色味の調整には時間と練習が必要です。慎重に少量ずつ調整することが重要です。
- 塗料の性質やブランドによって色の混ぜ合わせ方が異なる場合があります。塗料メーカーや製品の指示に従うことが大切です。
- 調整時には光の反射や照明の影響を考慮し、実際の塗布面で色を確認するとより正確な結果が得られます。
以上が、エアブラシに使う塗料の色味調整の基本的な方法です。
ここからは、溶剤のウレタン系塗料を使用してエアブラシで絵を描く自分的な見解で細かく説明していきたいと思います。
1.のパレットの使用は、溶剤系の塗料を扱う場合はプラスチック製のものだと、溶剤で溶けてしまう恐れがありますので注意して下さい。ミキシングカップなど塗料用のカップを使用するのが一番いいと思いますが、紙コップなどでも問題ないと思いと思います。ただ保管には向いていないので、保管する際は蓋の閉まる塗料容器に移し替えましょう。
2.基準色の追加ですが、こちらは原色から近いものを選んで、そこから他の色を足していくと言う感じです。
3.の調整色の追加ですが、2.の内容と近くなってしまいますが原色から選んだ色に足らない色を入れて混ぜて調整していきます。
4.試し塗りは、色を作ったら最初に必ず試し描きをしてどんな色味になってるか確認したほうが良いです。カップで混ぜたときと実際にエアブラシで描いたときとは色の出方が違いますので、必ず行ったほうが良いですね!
5.メモを取るは何グラム入れたとかは、さすがにいちいち計量してられないので、使用した原色は何を入れたか、どのくらい入れたか、シンナーはどのくらい入れたかみたいな事はまとめておいたほうが良いでしょう!
色味調整、調色の配合などは、特に一番難しい部分になるかと思います。
意外と経験が物を言う部分になってきてしまいますので、色を混ぜて作った際は5.の様にメモを取ってみたり、色の特性を調べてみたり、試しに色んな色の組み合わせで混ぜてみたりして、色々な経験値を積んで頂くことが一番だと思います。
特にエアブラシを使用する際は、下の色が透けていたり、濃く出たり薄く出たり、様々な条件があります。この色は、この色という感じではなくグラデーションの積み重なる部分も多く、色のイメージをしながら描くことになるかと思います。
なかなか説明するのは難しい部分ですね…(汗)
本当にここの部分は、経験からの色味調整という部分が大きいと思いますので、エアブラシをマスターしていくと同時に色マニアにもなって行きましょう!
って感じで、今回はここらへんで~!
マンツーマンのエアブラシ教室なんかも定期的に出来たらいいなと考えております。
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